鳥取県琴浦町で産官学の芝収穫機開発 – 産経ニュース



 芝の生産が盛んな鳥取県琴浦町が産官学連携で開発を進めてきた芝収穫機が完成、27日、北栄町の圃場(ほじょう)で生産者ら向けに実演が公開された。芝生産者の高齢化が進む中、重労働である収穫作業の負担軽減につながると期待されている。

 芝の収穫は、出荷用サイズ(大判で37センチ×30センチ)に切れ目を入れ、土からはぎ取り、選別後、重ねてひもで結束、搬出という流れ。選別から結束までは中腰での手作業で、1束11キロ超の芝を大量に運搬する。

 こうしたきつい作業を機械化できないかと、平成22年頃から、同町や鳥取大、河島農具製作所(米子市)などが連携し、芝収穫機の開発に取り組んできた。

 完成した芝収穫機は、走行用ベルトで動く車に芝の取り込み装置、ベルトコンベヤー、結束機を搭載した構造。公開には生産者ら約40人が参加し、収穫機が圃場を低速走行しながら、先端の爪形の装置で芝をすくい取り、ベルトコンベヤーで運び上げる様子に見入った。選別や結束などの作業は、収穫機後部で、立ったままできる。

 芝収穫機は河島農具が生産・販売の予定。芝を運ぶ運搬車と合わせて300万円程度の見込みで、同社では「年内にも量産に入りたい」としている。

 鳥取県では、中・西部の大山町、琴浦町、北栄町などで、ゴルフ場向けなどの芝を生産。作付面積は約835ヘクタールで、出荷量は茨城県に次いで全国2位となっている。





コメントを残す