こだわりのパン、チーズ生産 障害者の工賃3倍増へ nononaファクトリーが開所、日本財団と鳥取県のプロジェクト – 産経ニュース



 クオリティの高いチーズやパンなどを新たに開発、生産することにより、働く障害者の工賃向上を実現しようと、新工場「nonona(ののな)ファクトリー」が鳥取市に設けられ、開所式が開かれた。

 新工場は、日本財団と鳥取県が共同で進める地方創生プロジェクトの一環。「ののな」の名称を使い、パン、菓子の製造・販売などで就労支援事業をしている「NPO法人 鳥取青少年ピアサポート」(山本恵子理事長)が、日本財団から5744万円の助成を受けて整備した。

 954平方メートルの敷地にチーズ工房、パン工房、作業棟の3棟を整備。チーズ工房では大山乳業農協(琴浦町)の県産牛乳を使い、モッツァレラなどのフレッシュチーズを手作りする。同農協の牛乳を使ったチーズの製品化は、同農協以外では初めてという。

 牛乳からチーズを作るときにできる栄養価の高い水分(ホエイ)を有効活用し、パン工房で食パンなどを製造。ホエイを入れることでパンのしっとり感が増すといい、県産小麦の食パンを「とっとり食パン」として売り出す計画だ。

 同ファクトリーでは25人体制で生産。1月から操業を始め、製品はまず直営店舗や地元スーパーなどに出荷する。その後、販路を全県に広げていく。これにより、平成28年実績で月額1万9761円の工賃を、30年に同5万6千円へと約3倍増させる計画。

 22日に同ファクトリーであった開所式で、日本財団の尾形武寿理事長は「立派な製品を作り、収益率を上げ、障害者の工賃向上を引っ張ってほしい」と挨拶。関係者でテープカットし、新工場完成を祝った。





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