鳥取・酒津のトンドウ 雪舞う中 家々清める – 山陰中央新報



雪が舞う中、上半身裸でトンドウ(奥)を回り、駆けだす子どもたち=鳥取市気高町酒津、酒津漁港

 国重要無形民俗文化財「酒津(さけのつ)のトンドウ」が13日、鳥取市気高町酒津であった。雪が舞う中、地元の小中学生9人が上半身裸に短パン姿で、高さ4.5メートルのトンドウの周囲や地区の家々約160軒を回り、無病息災を願った。

 西尾雅彦区長(71)によると、江戸時代後期から行われている正月行事で、約150年続いているという。2007年に重要無形民俗文化財に指定された。

 松や竹の骨組みにしめ縄を巻き、円すい形に整えたトンドウを酒津漁港に設置。子どもたちは海水で清めた海藻を手に、白い息を吐きながら「わっしょい、わっしょい」と掛け声を上げてトンドウを3周し、家を訪ねて清める儀礼を繰り返した。

 かつては小学4~6年生が担っていたが、少子化に伴い中学生も加えた。西尾区長は「子どもが少なくなっているが、手法を変えながら地域の伝統として今後も守りたい」と話した。

 トンドウには家々の正月飾りが取り付けられ、14日早朝に火入れする。





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