冬用タイヤでも過信は禁物、スリップ事故が多発 – 読売新聞



 鳥取県内で積雪や路面の凍結による車のスリップ事故が多発している。

 県警が2015年度以降、12月~翌年3月の冬季に集計しているデータでは、今冬の発生件数は1083件(2月9日午後5時現在)で初めて1000件を超えた。県警は「冬用タイヤでも滑ることがある。運転には十分に気をつけて」と注意を呼びかけている。

 17年12月17日早朝、琴浦町の山陰道で、トラック同士が正面衝突する事故があった。路面には積雪があり、スリップが原因とみられる。運転手1人が病院に搬送され、上下線が約2時間半、通行止めになった。

 県警交通企画課の集計によると、スリップが原因とみられる物損、人身事故は、16年度は計859件。17年1、2月に県内で記録的な大雪が降った影響などで、15年度の計520件から大幅に増えた。

 今冬は、昨季の大雪の経験から、多くの人が早めにタイヤを冬用に交換。国土交通省鳥取河川国道事務所が17年12月に県東部4か所で実施した調査では、冬用タイヤ装着率は94・6%と、前年同時期の63・5%から向上した。

 しかし、スリップ事故の発生件数は前年度を上回っている。17年12月は、前年同月より191件も多い202件が発生。18年1月も前年以上の597件で、2月もすでに前年を超えた。県警交通企画課の木村重文次席は「『冬用タイヤだから大丈夫』という過信があるのでは」と分析する。

 鳥取地方気象台によると、11日以降も寒気の影響で県内では冷え込みが続く見込みで、積雪や路面の凍結が予想される。木村次席は「急ブレーキ、急ハンドル、急加速をしないことが大事。スピードを抑え、車間距離を保つなど、冬の道路での運転の基本をしっかり守ってほしい」と話している。





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