鳥取最大規模の酪農場「みんなの牧場」完成 県内初の回転式搾乳機導入 – 産経ニュース



 鳥取県内で最大規模となる酪農メガファーム「みんなの牧場」(鳥取市国府町、岡本郁久社長)が完成し、9日、約70人の関係者が参加し竣工(しゅんこう)式と内覧会が行われた。県内の生乳生産量が減少する中、高生産性の酪農事業を行い、年間4500トンの生乳生産を計画している。

 同牧場は、鳥取県畜産農協の子会社「美歎(みたに)牧場」の牧草地だった4ヘクタールの敷地に総事業費27億円で整備。成牛用・育成牛用など4棟の牛舎などを建設した。搾乳棟には小人数で運転できる搾乳システム、ロータリーパーラーを県内初導入。直径16メートルの回転台に50頭の乳牛を乗せ、1回転する約20分の間に搾乳できる。

 飼養する牛のふん尿を集めて液肥に加工する他、バイオマス発電にも活用。県畜産農協の子会社で飼料作物栽培の「東部コントラクター」(同市)の飼料用稲・米を使い、自給飼料の利用も進める。

 「みんなの牧場」は、県内で毎年10戸程度の酪農家が離農、生乳生産量が平成28年で約5万6千トンと、この10年ほどで1万トン前後も落ち込む中、酪農業の生産量確保や後継人材育成などを図り、県畜産農協や鳥取県生協、酪農家などが出資して平成27年に会社設立。国、県、同市から計約8億円の補助を受け、設備を整備した。

 今月15日にまず30頭の牛を導入し、その後1月当たり約50頭を導入。乳牛(成牛)が600頭規模になる来年10月以降、年間4500トンの生乳生産を目指す。発電では年間93万キロワット時の売電を計画している。

 要員は15~20人を予定。岡本社長は「生産基盤、乳量を安定させ、就業人数を増やし、後継者育成に頑張りたい」と話した。





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