鳥取)県立美術館、原田マハさんが提言 – 朝日新聞社



 計画中の県立美術館について考えるフォーラム「みんなで考える 私たちの県民立美術館」(県立博物館主催)がこのほど、倉吉市の倉吉交流プラザであった。作家の原田マハさんが「アートは友だち、美術館は友だちの家」と題して講演し、美術館への思いを語った。

 原田さんは10歳の頃に訪ねた大原美術館(岡山県倉敷市)での原体験を皮切りに、森美術館(東京都)の設立準備室に勤務した頃やフリーのキュレーター(学芸員)時代などに訪れた国内外の美術館での思い出を披露。財政破綻(はたん)後、市民運動で存続した米デトロイト美術館などを例に、「美術館をつくる側は『みなさんのための開かれた美術館です』と言うが、来た人が『私たちのものである』と意識を持てなければ『私たちの美術館』になりません」と強調した。

 講演後のパネル討論では、原田さんと県美術館整備基本計画策定アドバイザリー委員らが県立美術館が目指す方向性について意見を述べた。原田さんは「(著名でなくても)一流のものを見せてほしい。総花的にならず、個性があり、世界に誇れる倉吉モデルを目指してほしい」と注文した。(古源盛一)





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