【青梅マラソン】岡本直己、背水Vだった「結果が出なかったら駅伝に専念 … – スポーツ報知



 メイン種目の男子30キロは招待選手の岡本直己(33)=中国電力=が1時間33分9秒で初出場Vを果たした。ボストン・マラソン(4月16日)の切符をゲット。(晴れ、気温7・5度、湿度30%、北西の風0・7メートル=30キロスタート時)

 岡本が背水の陣でベテランの意地を見せた。「勝ちに徹した。ボストンで勝負することが目標だったので、まだ通過点」と冷静に話した。

 序盤から集団が絞られ、20キロ過ぎには招待選手の堀合大輔(駒大3年)らが脱落して5人に。「22キロ地点で仕掛けたんですが誰も落ちなくて…。正直、負けたかな、と弱気になりました」。だが、自身の背後には37歳の大ベテラン・松宮隆行=愛知製鋼=の姿も。「『松宮さんがまだいるから、自分が離れるわけには』って思って、もう必死に粘って粘って」ともがき、栄冠をつかんだ。

 昨年2月の東京マラソンで2時間13分31秒の21位に終わり「今大会で結果が出なかったらマラソンから足を洗って、駅伝に専念しようかな」と考えたこともあった。実業団合宿や海外遠征で仲間として戦った松宮に「まだまだここからだろ。一緒に頑張ろうぜ」と背中を押してもらい、今大会をラストチャンスに設定。ボストン切符をつかみ「ボストンや今夏の北海道で(20年東京五輪選考会の)MGC(マラソン・グランドチャンピオンシップ)出場権を獲得して、東京五輪に出たい」と道を切り開いた。

 ラスト500メートルは長身を生かした鮮やかなラストスパートを見せたが「実は転びそうだった。もう足が本当に残っていなくて」とタフなコースで死力を尽くした。青梅からボストン、そして東京五輪へ。崖っぷちからはい上がった岡本に怖いものはない。(太田 涼)

 ◆岡本 直己(おかもと・なおき)1984年5月26日、鳥取・琴浦町生まれ。33歳。東伯中から陸上を始め、由良育英高では2、3年で全国高校駅伝出場。明大に進学し、箱根駅伝では05年1区16位、06年1区6位、07年2区9位。自己ベストは1万メートル28分5秒84、マラソンは2時間12分31秒。176センチ、57キロ。





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