別工事でも情報漏えい 容疑の所長ら再逮捕 新たに業者社長も逮捕 千葉市官製談合 – 千葉日報



 千葉市発注の工事を巡る官製談合事件で、千葉県警捜査2課は2日、別の工事の入札情報も不正に漏らしていたとして官製談合防止法違反の疑いで、同市緑土木事務所長、内山恵市容疑者(60)=同市若葉区多部田町=を、また情報を基に落札したとして公契約関係競売入札妨害の疑いで、「伊藤工務店」(同市中央区蘇我1)の社員、池田厚美容疑者(70)=同区南町3=を再逮捕した。新たに同容疑で同社社長、伊藤大介容疑者(45)=同区蘇我1=も逮捕した。3人の認否を明らかにしていない。

 情報漏えいの疑いがある工事は、いずれも2億円を超える契約額だった。池田容疑者らが高額工事を確実に落札しようとしたとみられる。内山容疑者は主に道路事業に関する業務に長らく携わっており、県警は以前から池田容疑者らと個人的に連絡を取り合い、他にも工事情報を不正に漏らしていた可能性があるとみて、実態を調べる。

 逮捕容疑は2016年7月12日に行われた市発注のバイパス道路工事の制限付き一般競争入札を巡り、内山容疑者が同市内で同4、7日ごろ、秘密事項である予定価格の元になる工事価格や技術評価点などを池田容疑者に漏えい。池田容疑者は伊藤容疑者と共謀し、情報を基に落札額下限の目安となる調査基準価格(2億818万円)に近い2億1200万円で落札し、公正な入札を妨害した疑い。

 同工事の入札前に技術評価点などを審査する市の技術審査会は同7日に開かれていた。入札には同社などによる企業共同体(JV)ともう一つのJVが参加。他のJVの方が調査基準価格に近い金額で応札したが、技術評価点で上回り、最終的な総合評価が高く落札した。予定価格(2億3345万円)に対する落札率は90・81%だった。

 内山容疑者は当時、同工事発注元の市建設局道路部街路建設課の課長で、工事価格を起案するなど秘密事項に携わる立場にあった。

 同工事は14年度に1回、16年度に3回に分けて発注し、同社は14年度分と談合の疑いがある事案を含め16年度分の2件を落札した。落札できなかった1件は7社の応札額が同じだったため、くじ引きで落札者が決まった。

 内山、池田両容疑者は、昨年5月に入札があった同土木事務所が発注元になった陸橋の補修工事について、工事価格や技術評価点などを千葉市中央区のスーパーマーケット駐車場で不正に漏らしたなどとして、今年2月に逮捕、起訴された。





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