大山1300年 特製朱印帳 – 読売新聞



 ◇弓浜絣の装丁・・・大山寺、限定販売へ

 大山開山1300年に合わせ、大山寺(大山町大山)が県西部に残る伝統工芸「弓浜がすり」で装丁した特別版の朱印帳(縦18センチ、横12センチ)を作製した。開創法要が行われる5月20日から大山寺で、200冊が販売される予定で、関係者は「県西部の寺社仏閣を巡るきっかけになれば」と期待を寄せている。(浜畑知之)

 寺の起源を伝える「大山寺縁起絵巻」などによると、同寺は718年の創建。出雲国の猟師だった依道よりみち(金蓮上人)が金色のオオカミを大山まで追い詰め、弓で射止めようとしたところ、現れた地蔵菩薩ぼさつに諭されて改心し、寺を建立したのが始まりとされる。

 朱印帳の表裏の装丁は、この場面を再現。弓浜絣の濃い藍色を基調に、大山と弓ヶ浜を白抜きの柄で描き、依道とオオカミ、地蔵菩薩を金色ではく押しした。蛇腹状で、朱印を押す台紙は40ページ分ある。

 作製は、県西部のクリエイターらが専門チームを結成し、1300年の節目にふさわしい意匠を練ってきた。伯耆町内の弓浜絣職人が協力し、朱印帳200冊分に相当する一反(長さ12メートル、幅36センチ)を、約2か月かけて織り上げた。

 近年、朱印を集める「ご朱印ガール」の存在が注目され、お気に入りの朱印帳を手に神社仏閣を参拝する女性客も目立つ。大山寺支院・観証院の清水豪賢住職(50)は「伯耆国の社寺の魅力を再認識してもらうとともに、地域の伝統工芸にも関心が高まる契機にしたい」としている。

 1冊5000円(税込み)。問い合わせは大山寺(0859・52・2158)。





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