「繊細で迫力」来館者感動 山本二三展、初サンデー – 日本海新聞



2018年4月16日

 倉吉博物館で開かれている「日本のアニメーション美術の創造者 山本二三(にぞう)展~天空の城ラピュタ、火垂(ほた)るの墓、もののけ姫、時をかける少女~」(鳥取県倉吉市、新日本海新聞社主催、倉吉信用金庫特別協賛)は15日、会期中初の日曜日を迎え、多くの家族連れらがアニメーション美術の世界を満喫した。

 午前9時の開館と同時に大勢の人が訪れ、展示場内は鑑賞者の列ができた。この日は山本さんのギャラリートークも行われ、午前と午後の2回に計200人が参加した。

 山本さんは代表作の「もののけ姫」や「火垂るの墓」などの作品を前に、描いた背景や絵の特徴などを説明。ご当地作品で倉吉市の白壁土蔵群周辺を描いた「倉吉~時をこえて~」については、「(玉川の)水路が魅力的で、光と影が良かった。代々このまちを守ってきた人たちの優しさが感じられて、温かい絵に仕上げたかった」と語った。

 鑑賞した大山町西坪の自営業、山本哲也さん(42)は「天空の城ラピュタやもののけ姫が好きで見に来た。背景画は初めて見たが、森と雲がすごい。繊細で迫力があり、感動した」と話した。

 会期は5月20日まで。月曜休館(4月30日を除く)。(加嶋祥代)

 「山本二三(にぞう)展」には15日、平井伸治知事が訪れ、約220点の作品を丁寧に鑑賞した。平井知事は「日本のアニメが、まさにアートの域に踏み込んでいる」と絶賛した。

 山本さんと初対面した平井知事は、県内での展覧会の開催に感謝の意を示し、会場を巡った。アニメ「火垂(ほた)るの墓」に登場する「二人の家」などの作品の前では、うなずきながら見入っていた。

 平井知事は「アニメ好きには見覚えのあるシーンがいろいろあり、楽しめる。鳥取ではなかなか見られない、本格的なアニメの美術展となっている」と感想を話した。(加嶋祥代)





コメントを残す