山陰中央新報社|天守の面影残す 陶製のしゃちほこ 米子城跡 新たな … – 山陰中央新報



しゃちほこの置物を作る上田正規さん

 天守がなく石垣だけが残る米子城跡に関する新たな土産物が今春、完成した。天守の面影を残すしゃちほこを陶芸家の上田正規さん(57)=鳥取県米子市西福原5丁目=が置物として再現。市内の旧家に安置されている実物を研究し製作した。城跡は日本城郭協会から「続日本100名城」に選定されるなど、全国的に注目を集めており、土産物の目玉にしたい考えだ。

 米子城は湊山(米子市久米町)山頂の本丸に天守と四重櫓(やぐら)が並立していたのが特徴。四重櫓は、幕末の1852年に修理したとの記録がある。

 修理に当たり、資金難の鳥取藩に代わって費用を工面したのが米子の豪商・鹿島家本家と分家だった。修理前の櫓にあった二つのしゃちほこは、記念として2家に渡り、うち一つが同市立町2丁目の本家中庭で保管されている。

 上田さんは、サラリーマンだった2000年ごろに陶芸を習い始め、郷土作家らによる「山陰新協展」で県知事賞を受賞した実力派。55歳で早期退職後も創作活動を続けながら、大山町内で陶芸教室を開く。

 米子下町観光ガイドも務めており、陶芸家としての活動を知っていた米子観光まちづくり公社の川越博行理事長から「しゃちほこを題材にした土産物を作りたい」との依頼を受け快諾。鹿島家本家14代当主、恒勇さん(82)からも話を聞きながら、「よりリアルに」を心掛け完成させた。高さは10~20センチ。上田さんは「下町のにぎわいに貢献したい」と意気込む。

 米子まちなか観光案内所(同市灘町1丁目)で販売中。大3千円、中2千円、小1500円。





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