鳥取)鏡ケ成湿原を土のうダムで再生へ 江府町 – 朝日新聞社



 大山隠岐国立公園内にあり、希少な湿地の植物が身近に観察できる場所としては鳥取県内最大の「鏡ケ成(かがみがなる)湿原」(江府町御机、標高約900メートル)で、湿原の貯水機能を高めるため、土囊(どのう)を用いて水位を調整する「ダム」造りが1日、あった。湿原の草原化を防いで、減少が目立つ貴重な植物を再生させる試みだ。

 湿原の保全と再生活動は2000年度から進めてきたが、小規模だったことなどから効果が限定的だった。15年度からは生態系の再生が専門の鳥取大農学部の日置佳之教授(61)が加わり、様々な生き物がいる環境の保護と再生、足元で希少種が見られる国立公園の活用に向けた取り組みを続けている。

 環境省や日置教授によると、一帯は明治時代に軍馬の養成所だった。排水のため溝を掘って水はけをよくした結果、次第に湿原の規模が減少し、草原化が進んでいる。背が高い植物に日差しも遮られて、希少な植物の生育に悪影響を与えているほか、低木のツゲが入り込んでいるという。

 このため木道周辺にあった湿原…

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