「書」支える紙すき体感 熊野筆作り、解説も /鳥取 – 毎日新聞



鳥取県因州和紙協同組合員(右)の指導を受け、紙漉を体験する参加者=鳥取市尚徳町のとりぎん文化会館で、園部仁史撮影



 16日まで開催中の「毎日書道展第70回記念 毎日現代書巡回展鳥取展」(毎日新聞社、毎日書道会主催)は11日、会場の一つであるとりぎん文化会館(鳥取市尚徳町)で、因州和紙をつくる紙漉(かみすき)体験が開かれた。【園部仁史】

 県因州和紙協同組合が指導した。参加者は、原料を溶かした水槽に木枠の紙すき道具を両手でゆっくり沈め、真っすぐすくい上げることなどに注意して製作に励んだ。用意された因州和紙に字を書いてうちわを作るコーナーもあった。

 体験した倉吉市の看護師、繁原洋子さん(67)は「作品で目にする因州和紙の作り方を学べて楽しかった」と笑顔だった。

 また「熊野筆」で知られる広島県熊野町の久保田哲暁・一休園会長が講演し、約100人が聴き入った。

 久保田会長は、筆の原料となる毛には「ヒツジ」「タヌキ」「リス」「ウマ」など多くの種類があることを説明。弾力性や墨含みを良くするには「複数の毛を混ぜ合わせることが筆作りのキーポイントになる」と述べた。

 さらに、筆の選び方や筆の寿命などについても解説し、参加者に、持参した筆に触ってもらうなどした。

 紙漉は14日午前10時からも同会館で体験できる。無料。






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