「山の日」 三瓶山、大山 二つの秀峰 恵みに感謝 – 山陰中央新報



東の原から望む三瓶山。手前左側に見えるのが4月オープンの石見ワイナリー=10日、大田市三瓶町

 島根県を代表する三瓶山、鳥取県の大山。二つの秀峰は地域に生きる人々に親しまれてきた。故郷を遠く離れた人たちの脳裏にも、山容は遠き日の記憶として刻まれる。

 11日は制定から3度目の「山の日」。今年はいつもより特別な思い入れのある祝日になりそうだ。大田市は4月の島根県西部地震で甚大な被害を受けた。地元の三瓶山の変わらぬたたずまいは、復興を願う市民への無言の励ましとなった。大山は開山1300年の節目に当たる。

 二つの秀峰の美しい姿は人々に愛されてきた。四季の変化に富み自然の宝庫。癒やしとともに、畏敬される信仰対象でもある。

 「山の日」を控えた10日、それまでの猛暑が和らいだ三瓶山では市民らが山麓でトレッキングに臨み、雄大な自然を楽しんだ。一方の大山は雲に包まれがちで特徴的な北壁、南壁の岩肌は、なかなか姿を現さなかった。

 ともに市民が自然保護に汗を流してきた歴史がある。三瓶山では絶滅が危惧される植物を児童らが植栽。2年後に全国植樹祭を控える。大山では山頂に緑を取り戻す「一木一石運動」が続く。

 山の日当日は三瓶山で震災復興イベントと、鳥取県大山町で「山の日」記念全国大会の式典がある。山と人との関わりに思いをはせ、恵みに感謝する。





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