ラジオ長距離受信 BCLファン集まれ 出雲で10月イベント – 山陰中央新報



自宅のラジオで遠距離受信をする浜村聡さん=出雲市平田町

 ラジオ放送の長距離受信を楽しむ趣味「BCL」のファンが全国から参加する「しまね出雲BCLの集い」の開催を、島根県出雲市内の愛好家が計画している。BCLは1970~80年代に中高生を中心に大ブームとなった。当時の少年たちが大人になり、再び挑戦。北に日本海が開けた山陰地方は受信に適した地理条件が整い、10月27日に同市今市町のパルメイト出雲で開く集いには、首都圏などのファンも参加予定という。

 計画しているのは、出雲市平田町のタクシー乗務員浜村聡さん(57)。広島県呉市出身で、中学2年生の頃、先輩が外国の放送局に受信報告書を送り、返信されてきたベリカード(受信確認証)を見せてもらったのをきっかけに受信を始めた。

 当時、大手家電メーカーが手頃な値段で短波放送が受信できるラジオを販売していた。浜村さんも購入し、「外国の日本語放送は20局以上あり、アルゼンチン国際放送以外は全て受信した」と振り返る。

 その後、就職で忙しくなりBCLからは遠ざかったが、5年前に大阪から妻の実家のある平田にIターンし、再び始めた。

 中学生の頃、韓国の放送を聴くのが好きだった浜村さんは「山陰は韓国の放送の感度が強い」と話す。今は電波の入りやすい未明に全国各地の放送を受信し、ベリカードをもらっている。会員制交流サイト(SNS)を通じて、多くのファンが再び受信を始めていることを知り、首都圏の愛好家団体に相談して、BCLに関する情報交換などを行う集いの開催を決めた。

 1980年ごろ、ファン同士が活発な交流を持った山陰ラジオクラブで副会長を務めていた長廻政志さん(55)=境港市外江町=は「今BCLをしている人のほか、昔やっていた人にも非常にいい機会となる」と期待。浜村さんは「顔の見えるつながりができるといい」と話した。





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