県産ゴボウで五芒クラッカー – 読売新聞



 ◇環境大生 業者と開発

 ◇きれいな夜空見て味わって

 公立鳥取環境大(鳥取市)の学生2人が、星をかたどったゴボウ味のクラッカーを地元の青果仲買業者と共同で開発した。県産のゴボウと、星空が美しい「星取県」のPRを兼ねる商品で、2人は「鳥取のきれいな夜空とゴボウのおいしさの両方の魅力を全国に発信できれば」と期待している。(田村勇雄)

 開発したのは、いずれも同大学経営学部3年の松本果子さん(21)と森井桃子さん(20)。兵庫県出身の2人が同大学に入学後、鳥取市内の土産物売り場で県産ゴボウで作ったお茶を飲み、おいしいと思ったのがきっかけだ。「それまで鳥取といえば、砂丘と梨ぐらいしか知らなかった」と森井さんは振り返る。

 2人はサークル活動の一環として、ゴボウ茶を製造販売する「鳥取広信青果」(鳥取市)に、新たな鳥取土産として商品の開発を提案した。半年ほどの試行錯誤を経て、乾燥ゴボウと、おからを混ぜ合わせた健康志向の「ごぼうクッキー」が完成した。

 昨年春から販売を始め、鳥取市内の土産物店などに並べたものの、ほかの商品との差別化が図れず、パッケージも地味だった。同社営業部長の津村泰徳さん(44)は「正直、鳴かず飛ばずです」と苦笑する。

 「もっと若い人に手に取ってもらえる商品をつくろう」と、2人は再挑戦を決意。昨年冬、県が「星取県」というキャッチフレーズで美しい星空をPRしていることを知り、星形のクラッカーを思いついた。松本さんは「星のイメージがきれいで、若い人に受けるはず。クラッカーにすれば、ワインのおつまみとして食べてもらえる」と狙いを明かす。

 生地に乾燥ゴボウとチーズの粉を練り込み、製造会社で星形の型枠を使って1枚ずつ手作業で仕上げてもらった。パッケージも若者に手に取ってもらえるよう、2人で星形の箱に星空と砂丘をデザインした。商品名は、ゴボウと魔よけの星形「五芒ごぼう」を掛け、五芒星形クラッカー「砂丘の流れ星」に決めた。

 12日に県庁で試食した平井知事は「クラッカーが星形でかわいらしい」と評価し、松本さんと森井さんは「鳥取で美しい夜空を見上げながら味わって」と呼び掛ける。

 10枚入り500円(税別)で、8月下旬から県内外の道の駅やサービスエリアなどで販売している。問い合わせは鳥取広信青果(0857・26・2321)。





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