大山 おしゃれ週末女子旅 – 読売新聞



 ◇PR冊子 地元商工会企画

 ◇古民家でそば/キャンプ施設にバー

 出版社・世界文化社(東京)の生活情報誌編集者が、女性の視点で大山の魅力を紹介した小冊子が完成した。「週末の女子旅」をテーマに、バーのあるキャンプ施設、スープ店、ブルーベリー農園などのカラー写真が並び、地元商工会の企画であることを感じさせない“おしゃれさ”をアピール。登山とは無縁な女性を呼び込みたい考えだ。(浦西啓介)

■自然と地元食材満喫

 小冊子は「夏の大山を楽しみつくす5つのこと」(A5判、12ページ)。夏とうたいながら、▽自転車で走り抜けたい▽大人のキャンプを楽しみたい▽移住者のお店を訪ねたい――と、秋の行楽シーズンも満喫できる旅のプランを提案する。

 自転車を貸し出す自然体験施設「森の国」をスタートするプランでは、結婚式場を併設するレストランや、地元食材にこだわるパン店、古民家でそばを味わえる店などを「立ち寄りたいスポット」として掲載している。

 ベッドや温水洗浄便座付きトイレを備えたキャンプ施設は、「キャンプ初心者でも安心」とPR。夜は定番のバーベキューだけでなく、バーでほろ酔い気分になれるほか、朝食には近くの農園で摘みたてのブルーベリーを味わえるとし、女性のハートに訴えかける。

■登山・スキーの限界

 県が主要観光地9か所で集計している年間の観光入り込み客数で、「大山周辺」は2010年以降、130万人前後で推移。しかし、17年は115万2000人に減少し、2年連続で前年割れとなった。昨年は全ての調査地点で前年を下回ったものの、落ち込み幅は大山周辺の12・5%が最も大きかった。

 県観光戦略課は「県全体で観光客は減少しており、大山周辺だけ特別な理由はない」とするが、地元の観光関係者は「登山客とスキー客に頼る従来の戦略だけでは、頭打ちは避けられない」と指摘する。

 そこで、地元の大山、伯耆両町など県西部の七つの商工会などは、首都圏に住む20~30歳代の女性にターゲットを絞って誘客戦略を展開することを決定。第1弾として、週末の過ごし方を提案する世界文化社の生活情報誌「NEXT WEEKEND」の編集部に小冊子の制作を依頼した。

 伯耆町商工会の足尾賢二会長は「米子空港を利用すれば、金曜の夜に東京を出発し、日曜の午後まで滞在できる。編集部の女性が実際に見て回り、気に入った施設や店を紹介しているので、きっと若い女性の心をつかむと思う」と期待を寄せる。

 1万部を用意し、大手旅行会社などで無料配布する。問い合わせは県商工会連合会西部商工会産業支援センター(0859・37・0085)。





コメントを残す