用途いろいろ 乾燥野菜 石川の新土産 農業女子が開発 – 中日新聞



いしかわ農業女子メンバー(奥)が開発した7種の乾燥野菜を使ったドライベジストック「なないろのもと」(手前の皿)=金沢市で

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ヘタ紫なす、金時草など多彩に

 石川県内で農業に取り組む女性九人が乾燥野菜を使った炊き込みご飯やスープのもととなる「なないろのもと」を開発した。県産野菜をたっぷりと使い、煮物や炒め物など幅広く活用できる。カボチャ、トマトなどのカラフルな野菜も入っており、見た目にも楽しい、女性らしい目線で生まれた商品だ。(蓮野亜耶)

 「なないろのもと」は原木シイタケ「のと115」、加賀野菜のヘタ紫なす、金時草などを乾燥させ、パック詰めした商品。和風と洋風の二種類あり、それぞれ、女性らが栽培した野菜七種類ずつが入っている。調味料は使っていない。

 開発したのは、二十〜五十代の“農業女子”。県内を訪れる観光客が増える中、「お土産」をテーマに軽くて持ち運びができ、野菜をふんだんに使うことをコンセプトに商品づくりに取り組んできた。羽咋市の農事組合法人「アグリスターオナガ」で小松菜などをつくる浜田友紀さん(48)は「野菜のうま味をぎゅっと閉じ込めた。どんな料理にも使える」と自信を見せる。

 十二日、金沢市のカフェハムアンドゴー香林坊アトリオ店で「なないろのもと」を使ったおにぎりが振る舞われ、買い物客ら十数人が試食。米と「なないろのもと」に少量の塩を加えただけのおにぎりは野菜のうま味や風味を感じられる優しい味わいだ。

 同市材木町の会社員竹林あおいさん(36)は「野菜だけとは思えないほどおいしい」と笑顔。鳥取県若桜町から観光で訪れた主婦西谷早苗さん(56)は「ヘルシーで子どもたちにも食べさせてあげたい。お土産にもいいかも」と興味深そうに話を聞いていた。

 「なないろのもと」は一個五百四十円(税込み)。十三、十四日午前十一時から金沢市のハムアンドゴー香林坊アトリオ店で試食、販売する。

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