自民比例 島田氏擁立へ – 読売新聞



 ◇来夏参院選 合区は鳥取・舞立氏

 来夏の参院選に向け、合区の「鳥取・島根」選挙区(改選定数1)で自民党の公認候補となる方針が決まった鳥取選挙区現職の舞立昇治氏(43)と、比例選の「特定枠」に回る島根選挙区現職の島田三郎氏(62)が12日、それぞれ選挙戦への思いを語った。今後、各県連が地元県議らへの報告を経て、党本部に公認申請する。(田村勇雄、安恒勇気、中瀬有紀)

 参院選に合区が初めて導入された2016年には、「鳥取・島根」選挙区に島根県側から現職の青木一彦氏が候補者となり再選を決めた。比例選には鳥取県側から新人候補を立てたが落選。今回は、鳥取県連会長の石破茂・元幹事長と、島根県連会長の竹下亘・前総務会長が各県連から候補者選定を一任され、会合を重ねていた。

 この日は、石破、竹下両氏が国会内で協議。終了後、石破氏は報道陣に選定理由を「総合的に判断して決めた」と説明しつつも、「前回、島根の青木氏が選挙区の候補者となり鳥取県も一生懸命やった。今回は鳥取の番という雰囲気は底流にあった」と話した。

 また、「舞立さんをいかに島根で知ってもらうか。島根の選挙のやり方に沿ってやりたい」と述べ、島根側と協力して選挙に臨む考えを示した。

 舞立氏は鳥取市内で報道陣の取材に応じ、「島田氏の力も借りながら、島根県民のご理解、ご支援を得て、山陰の発展に役立ちたい」と意気込みを語った。鳥取県連は21日に選挙対策委員会を開き、合意の内容などを報告する。

 一方、島根県連は、両会長の協議に続いて党本部で県連の選挙対策委員会を開き、県選出の国会議員や県議らに報告、了承を得た。その後の記者会見で、竹下氏は「島根県民は舞立氏の名前を知らないので、苦労してもらうことになるが、我々も全力で支える」と述べた。さらに、「合区を認めたわけではない。憲法改正で合区はなくさなければならないという基本的姿勢は変わらない」と強調した。

 同席した島田氏は、特定枠に回ることを「快く了承した」としながらも、「自分の思いをふるさとの有権者に訴えられないのは、非常に残念だ」とも語った。

 ◇野党 候補選定急ぐ

 参院選に向けては、野党各党も、候補者擁立などの準備を急いでいる。

 国民民主、立憲民主両党の島根県連は、鳥取側の協力を得て、年内にも島根側から両党統一の候補者を選出する方針だが、まだ候補者は決まっていない。

 立民島根県連の角智子幹事長は「候補者を年内に決めることを一つの目標に、情報交換をしている」、国民島根県連の岩田浩岳幹事長は「島根県連に主導権はあるが、鳥取県連にも人材探しで協力してもらっている」とそれぞれ説明する。両党県連と連合島根で統一候補の擁立に向けた会議を重ねている。

 共産党の鳥取、島根両県委員会は8月、新人で党鳥取県常任委員の福住英行氏(42)を擁立すると発表した。福住氏は隔週で鳥取、島根両県を交互に回り、知名度向上に努める。福住氏は「自民党の相手が誰であっても、まずは野党が共闘し、候補者を一本化しなければならない」と強調した。





コメントを残す