筑豊地区・近代化支えた鉄道遺構 石炭全盛語る数々の路線跡 100年以上前の鉄橋や当時のままのホームも – 毎日新聞



 「筑豊」と言えば「石炭」。日本の近代化を支えたエネルギー供給地であることは、よく知られている。その石炭産業を支えたのが鉄道だった。筑豊本線を背骨に、今は廃止された上山田線、室木線、宮田線、漆生線など多くの路線が縦横に走っていた。廃線となって幾星霜。鉄道の名残を訪ねた。【武内靖広】

 石炭輸送の拠点となったのが直方。直方市石炭記念館には、輸送の主役、蒸気機関車(SL)「C11形」と炭鉱専用SL「コッペル32号」が展示され、来訪者を迎える。ともに元国鉄マンでSL乗務経験もある八尋孝司館長(71)と向野岩美さん(76)は「直方駅から今の新入駅付近まで続く広い構内に、機関区、気動車区、車掌区、保線区など国鉄のあらゆる部門があった」と当時の直方駅を振り返る。

 2人に教えてもらい、向かったのが上山田線(1988年廃止)の平恒駅跡(飯塚市)。鉄路は撤去されて道…



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