自然保育をテーマにシンポ 東大で22日 – 朝日新聞社



 ◆長野県知事が呼びかけ「ネット」設立

 野外での遊びや活動を積極的に採り入れた自然保育の取り組みについて話し合うシンポジウムが22日午後2時半から、東京都文京区本郷7丁目の東京大学本郷キャンパス安田講堂で開かれる。長野、鳥取、広島県の知事らが設立した「森と自然の育ちと学び自治体ネットワーク」主催。無料で、当日の参加もできる。

 「ネットワーク」は長野県の阿部守一知事が、ともに自然保育を積極的に進めている鳥取県の平井伸治知事や広島県の湯崎英彦知事に呼びかけ、4月に設立された。長野県は2015年から、豊かな自然環境を生かし、野外での活動に積極的な保育園や幼稚園などを「信州やまほいく」として認定。ネットワークは、自然保育に取り組む自治体が連携することで自治体間のノウハウを共有したり、人材の養成プログラムを開発したりするのが狙いだ。

 自然保育は、地方ならではの子育て環境としても注目され、地方移住の呼び水にもなっている。関心のある自治体を募ったところ、すでに16の県と94の市町村から参加の表明があった。

 阿部知事は17日の会見で「多くの自治体に参加いただくことになり、ありがたい。長野県単独では取り組みづらいことや、発信が不十分なところについて、多くの自治体の力を合わせて取り組みたい」と話した。

 22日は参加自治体による設立総会があり、その後に一般の参加もできるシンポジウムを開く。長野や鳥取県などの取り組み事例が報告されるほか、教育評論家の尾木直樹氏が「日本の教育の未来~森と自然の中での育ちと学び~」と題して基調講演。内閣府の子ども・子育て会議の委員を務める秋田喜代美東大大学院教授(保育学)、林野庁長官を務めた沖修司氏らが参加し、パネル討論もする。午後5時45分まで。

 問い合わせは長野県次世代サポート課(026・235・7207)へ。

 (岡林佐和)





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